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ルーツ!!
2016/11/17
アヴェニール ガーデンのチャペル“セント・アンドリュース”が、おかげさまで安定の好評を頂いております。
やはり皆様、あの落ち着いたあたたかい雰囲気がお気に召される様です。
こんばんは。
今日、ようやくチャペルの大きな扉に、クリスマスリースとガーランドが設置されました。だんだんとクリスマスの装いが濃くなってきましたよ♪
セント・アンドリュースチャペルは、巷でよく目にするゴシック建築モデルではないので、観覧席の左右通路に柱や天蓋が無く、その為眼の前を遮る物が無いと、皆様にお喜びいただいております。
柱や天蓋があると、どうしても縦長長方形の構図ができてしまって、写真が撮り辛いんですよね。。。
でも、海外の本場の大聖堂は、やはりスケールがちがいます!
カトリックの総本山、バチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂やフランスはパリのノートルダム大聖堂なんかは代表中の代表ですね。
ノートルダムの巨大なバラ窓は、フランスに行ったら是非とも肉眼で観ておきたい物です。
しかし、サン・ピエトロ大聖堂の歴史は本当に古く、各時代の芸術・美術・技術の結晶が、この建物内にビッシリ詰まっているんです。
その中でも、非常に驚くものが、大聖堂内の天井の造り。
この大聖堂に行くと、とにかく丸い、アールを利かせた構造を目にしますが、当時の人間の技術でここまで精巧なアールを造り出す事は奇跡に等しいんです。もちろんコンピュータも無いんですから!!!
この素晴らしい丸い天井。外側から見た表現の方がよく耳にします。その名は「ドーム」。
いやしかし、この建築技法の素晴らしさは、主に内側なんです!
という事で、内側から見た表現にも別の名前があるんですよ。
「キュポラ」と言います。
当時、ここまで難しい技術に挑戦し、永い年月を経て完成させた執念の裏側には、なるほどうなずける理由があります。
当時、医療も政治も、現代の様な余裕はありませんでした。すると、人は神様にすがります。神様の領域=宇宙、という事で、宇宙という天球の中に自分がいる事で、神様と一体化する安らぎを感じていたといいます。
ですから、人々の想いの結晶と言っても過言ではないですね。それだけの物を造り出す職人を抱える教会は相当な権威を誇っていたようです。
キュポラは、人々の想い。そして、職人が具現化させ、想いを歴史に残す。
私達の大元、「クーポール」の語源です。